老後を姫路で過ごす人のための間取り

・老後に家を移り住む理由
姫路は老後を迎えた方にとって、住心地良い場所です。
その為か老後に姫路に移り住み、注文住宅をと考えている人は少なくありません。
移り住む人が多い理由は、今まで慣れ親しんだ家を不便に感じているからです。
しかし老後に住むからこそ、絶対に失敗は許されないという「現実」が待ち受けています。

・老後はライフスタイルが変わる
老後を迎えると、生活は大きくかわります。
定年退職を迎えて子供が自立すると、ライフスタイルは変化します。
ライフスタイルだけでなく体も変化し、若い頃と同じように動くことは難しくなります。

・バリアフリーを取り入れる
老後に住む家の間取りを考えるのなら、バリアフリーは外せません。
足腰が弱くなると転倒事故のリスクも高くなり、下手をすれば生命にも関わります。
そこで、廊下やトイレに手すりをつけて転倒防止に備えましょう。
また階段や玄関の段差をなくして、行動しやすさを重点的に考える必要もあります。

・浴室
浴室は、ゆったりくつろげる空間にすることはもちろん、部屋との温度差が少なくなるように考えます。
入浴の手伝いが必要になることも考えて、扉の種類にも配慮が必要です。膝や腰などの障害で、浴槽につかる
ことができない場合や、体力的にシャワーだけという時には、座った状態でシャワーができる機能を検討するのも
良いですね。浴室用に手すりをつけておくことも必要です。
湯船から出入りする時や立ち上がる時など手摺があれば、苦にならないと思います。

・トイレ
トイレは、設置場所だけでなく、広さや扉の開閉方法が使いやすさにつながります。
トイレに腰かけたり、立ち上がったりといった動作は、元気なときには苦になりません。
しかし、若くてもぎっくり腰になって動くのが辛いときや、妊娠中で思うように動けないときなど、
手すりがあると安心感が違います。暮らす人の年齢に関係なく、片側だけでも手すりをつけておくといいですね。

・導線に注意
導線についても、無視はできません。
少しの動きだけで、多くの作業ができるように配慮しなければいけません。